研修会の2日目は8月6日
ガイドラインについての講習です。
メニュー組み立てから調理場の設置、器具の片付けまでなどの座学を、およそ4時間で行い
45分間で学科テストを行い、合格者へは修了証を交付しました。
炊き出しについての、受け入れ側との事前協議について
調理を始める前にメンバー全員で打ち合わせを行うことの必要性
食材など「地面より30センチ以上の高さで保管」することの理由
なぜ?炊き出しが必要になるのか?について
献立は主菜・副菜・汁物・ご飯(めん類、パン)で構成することについて
食中毒を防ぐため提供を控えた方が望ましい料理について
その他、さまざまな注意点についてもしっかりとお話をさせていただきました。
学科テストについても、みなさん合格点!
おめでとうございます!!!
Gorillaの原点は2018年の西日本豪雨でした。
甚大な被害が出た倉敷市真備町地区で支援活動をしたメンバーを中心に2019年3月に結成。
これまでに同年の東日本台風や2020年の熊本豪雨などの被災地に入り、炊き出しで約5万食超を提供してきました。
活動中については、食中毒は1度も発生させたことはありません。
そのほかの感染症についても、感染対策を徹底し行ってきました。
また活動の中では、調理で出た排水を指定場所以外に捨ててしまったり、無理をしたことでギックリ腰になってしまったり、他の団体が起こした食中毒の原因を耳にしたりなど、我々の現場での失敗経験も含め、実際の経験をもとに作成しました。
ガイドラインは県内のボランティア団体などを通じて広く共有していければと思います。このガイドラインや活動についての問い合わせは、https://npohoujin-gorilla.com/contact/から受け付けています。
自分たちの実績、経験を生かし、現場に寄り添った炊き出しが、より安全に、迅速に行える事を願い作成しました。一人でも多くの人に伝わって欲しいです。
最後に、この研修会、及びガイドライン作成に大きな協力を頂いた
特定非営利活動法人 岡山NPOセンター様・一般社団法人 おいでんせぇ岡山様
特定非営利活動法人 災害支援団Gorillaのメンバー達へ、心から深く感謝いたします。
災害発生後の緊急期の食事について、私たちは取り組んだばかりです。
感謝
茅野 匠